CM字幕プロジェクトとは

活動概要

CM字幕プロジェクトについて
プロジェクト発足まで 全国で聴覚・言語障害者は約34万1千人(※1)、難聴を自覚している人は約3400万人(※2)いるとされています。
テレビ放送における情報保障としてドラマやニュースでは字幕をつけて放送するようになりましたが,
番組への字幕付与がスタートしたばかりの頃は番組付与率は低く、CMへの字幕付与は全く皆無でした。
時代の流れとともに番組への字幕付与率が上がってきても、相変わらずCMには字幕がつきません。
そこでIAUD(国際ユニヴァーサルデザイン協議会)研究部会委員の松森氏による提唱で、IAUDのプロジェクトとしてCM字幕プロジェクトが発足しました。
活動は2006年から本格的にスタートしました。

活動風景(2006年ごろ)
活動風景(2016年ごろ)



※1:平成30年厚生労働省「平成28年生活のしづらさなどに関する調査結果」 ※2:平成28年度 総務省「字幕付きCM調査報告」
プロジェクト開始 私達は生活者や当事者を中心に広告主・放送局・総務省、そして字幕制作会社・広告代理店など積極的に字幕付きCMの普及を働きかけたり、 聴覚障害者団体や字幕付きCMトライアル企業との意見交換を行い放送局、広告主、生活者などの意見交換を繰り返し、 ようやく2010年に念願のトライアル放送にこぎつけることが出来ました。
2020年10月時点ではテレビ番組に字幕がついているのは、ほぼ100%ですが、 字幕付きCMは全体としては約1.1%、字幕付きCMを提供している企業は18社となりました。

意見交換会   
CM字幕勉強会 
過去の活動履歴 国際ユニヴァーサルデザイン協議会にて活動中のCM字幕プロジェクトでは、2006年から活動を始めて今年で16年目を迎えました。
2014年に字幕付きCM普及推進協議会設立への足掛かりとなり、2020年9月に発表された「字幕付きCM普及推進に向けたロードマップ」では 2022年10月までにすべての番組のCMに字幕を付加するという大きな目標に向けて色々な関係者の方々が利害関係を超えて協議いたしました。



学生との字幕表現研究 
松森氏の講演     



活動実績