バルセロナとデザインフォーオール財団の経験
長年の活動を通じて、私たちは、デザインソリューションは高齢者や障害者の問題解決にとどまらないことを学んできた。
デザインフォーオールあるいはユニヴァーサルデザインは、人間の多様性に主眼を置くべきであり、したがって製品、環境、サービスは、最大範囲の人々の要望やニーズに応えるべきものである。
すなわち、主流の製品やサービスをデザインする上で、意図的・非意図的にかかわらず、特定の商品やサービスを必要とする利用者層を排除することはできない。
すべての人のアクセシビリティを保証するためには、次の4つの戦略を選択的に活用することができるだろう。
バルセロナ市は、アクセシビリティ・プランを策定する中で、これを実践した。都市の備品、遊び場、ビーチ、交通網、行政サービスにその具体例を見ることができる。
これらの実例の他、デザインフォーオール財団は、このコンセプトに基づきデザインフォーオールのアプローチを導入しつつ利益もあげている企業の例を紹介する。